2012年4月21日土曜日

Happy wedding in CHINA♪♪

この前の土曜日は知り合いに誘われて、結婚式に参加してきました。

それは私の知り合いの友達の息子の結婚式。笑。
「結婚」=「めでたいこと」なので、中国では誰が参加したっていいんです。

興味半分で行ってみました♪
ちょこちょこ日本とは違う部分があっておもしろかったのでご紹介します♪♪


中国でも最近はホテルを借りて式を挙げることが多いとのこと。
今回もそうでした。

会場に到着した人から自由に席について、おつまみ食べたりお酒を飲んだりして式の開演を待つ。



入り口入ってすぐのところでは新郎新婦が招待客を迎えている。
きっとみんなと写真撮ったり大変なんだろーなーと思って近づくと……



なんとみんな素通り。\(◎o◎)/



えっ…??
今日の主役はこちらにいますよ~!!!!

っと思っていると脇から騒がしい声・・・
人ごみの中心にいるのは新郎のお父さん。


新郎新婦よりも新郎のお父さんの方がみんなからのものすごい祝福を受けている!!!!
いろんなものを体につけられて(まるで学生のノリ!!)、スーツグチャグチャだけど、とにかくみんな楽しそう♪笑


中国では両家揃って一回で式を済ませることもあれば、新郎側・新婦側と分けることもあるようで……今回の式は新郎側が主催(?)の式。

だから今回は新婦側のご両親は見当たらず。。。新郎側のお父さんがこんなに祝福を受けるんです。


肝心な式はというと。。。
新郎・新婦が会場の真ん中に用意されたバージンロードを歩いて登場。
そして新郎は片膝ついて新婦に花束を渡す!
わぁ~ぉ!!!!



その後は
誓いの言葉を言い合って、指輪の交換・・・

このへんは日本とほとんど同じ。



さて次は・・・?と思っていると、
今度は新郎のご両親が二人でバージンロードを歩いて登場!!!!!
人生2回目のバージンロードでしょう。笑


これまたこの時の盛り上がりがすごい。(^_^;)

そして再び友人たちの熱い祝福を受けて、お父さんはグチャグチャにされます。
そんなお父さんの姿を、新郎新婦は横で立ったまま見守る。笑

(写真はお父さんに群がる学生ノリの招待客の人たちと、そのお父さんの完成された姿…)


 


そしてグチャグチャな姿のまま、お父さんは新郎新婦からの感謝の言葉を受け、

新婦は「これからよろしくお願いします。私もお父さん・お母さんを愛しています」の意味を込めてお茶を一杯ずつ振る舞う。

両親からは「紅包」という赤い包み(中身はお金だとか・・・)が新婦に渡され、

(※このようなお茶の振る舞いと紅包のお返しは婚約の日やお見合いの時などにもするそうな。)

新郎は父親に今までの感謝の意味を込めて、父親を抱き上げる。

こんな流れを終えてついにみんなで乾杯☆☆

(ご注目!
新郎のお母さん、普通にハンドバックを肩に下げたままの登場、そして乾杯です。ラフ~笑)



そして
新郎新婦はお色直しに…♪

どんな衣装・ドレスで出てくるのかなーと思っていると・・・

5分もしないうちに、もう出て来ている!!!
しかもさらーっと登場。

赤いスリムなミニ丈のドレス(^^ゞ
背中のファスナーの部分はサイズが緩かったのか・・・・・・なんと安全ピンで固定!!!!(@_@;)

安ピン丸見えぇ~!!!!



まぁまぁそれでもいいんです。笑。二人は幸せだからね♪

各テーブルを回ってお祝いの乾杯をしていく。
総勢400人ぐらいはいたんじゃないかな……全部回るのにかなりの時間かかってました。

その間は司会のおじちゃんがずぅーーーーっと歌を歌っている。
(歌はうまいが、音が大きすぎて会話するのも大変なほど(^_^;)。)

さてさて、この後はどんな催しがあるのかな~と思いながら食事をいただいて1時間経ったか経たないかって頃。。。
知り合いが

「おなかいっぱいになったか?」

と。

「うん、満足した!」

と返事すると、

「じゃぁ帰ろう!!」


・・・・!!!!!
自由解散ですか~\(◎o◎)/!!


自由です。とことん。

そんな自由さにも少し最近慣れてきて、それが楽に感じることも増えてきた気がします。


アフリカやら中東やら東南アジアに行けば、もっと違う結婚式の形があって、それもきっととても興味深いんだろうけど、
日本の隣の国で、近い部分も多いから感じるおもしろさもたくさん見つけた式でした。


何より新郎のお父さん・お母さんが本当に本当に嬉しそうで、それを見るご両親の知り合いの皆さんも嬉しそうだった!!

・・・・・・でもあたしが式挙げるとしたらやっぱり安全ピンはいやだなーとも思ったり。(^_^;)


また違う形式の式にも参加してみたいな~♪

2012年4月8日日曜日

ことばが通じない苦しさ。

今のあたしの職場では脳血管系(脳梗塞や脳出血、脳外傷等)の患者サンを中心に治療を行っている。

そんな患者サンの症状の一つに「失語」という症状がある。

簡単に言えば、脳の中で言語に関して支配している領域が損傷を受けることにより、言葉が思うように出てこなかったり、他人の話す言葉が理解できなかったりする症状。

患者サン本人はたとえば「本」って言ってるつもりでも、実際に出てきてる言葉は違う単語だったり、ある物を提示されてそれが何なのかはわかっているけど、その物の名前が出てこなかったり。。。
症状や程度はホントにさまざま。



今見ている患者サンにもその失語の症状をもつ患者サンが何人かいる。


ある患者サン。。。
その方は言葉の表出も、言語の理解も両方とも障害されていて、患者サンは話そうと思っても「ヤーヤー」という音しか出ず、私たちが話すことへの理解も不十分なので、問いかけに対する答えがYESのときもNOのときも首を横に振ったり、コミュニケーションをとることが難しい状態。



担当治療師も指示した運動が理解してもらえなかったりコミュニケーションがうまくいかず訓練もうまく進んでいなかった。
患者サンもイライラしてしまうことが多かった。

そんな患者サンを一緒に診せてもらうことになり、私なりにその患者サンとコミュニケーションをとった。

すると、
私の話し方がゆっくりだったのが良かったのか(速く話せないからゆっくりなだけなんだけど。笑)、何かが通じ合ったのか(?)、コミュニケーションがわりとうまくいって、次の日からその患者サンが笑顔で積極的に訓練に取り組んでくれるようになった。


リハビリの治療時間以外でも廊下や病室で会うと笑顔で手を振ってくれた。


何が原因だったのかはよくわからない。

でも、言葉が通じなくても、心があれば通じ合えるってこういうことなのかなって、自分で勝手に前向きに考えてみて嬉しくなった。



教科書(だったかな?)で失語について書かれていたことを思い出した。

「失語の患者サンの状況は、外国語の学習が不十分な状況に似ている部分がある」
と。



言おうと思った単語が言えなかったり、違った単語を言ったり、文法的に間違った話し方や短い話し方をしたり、苦労したたどたどしい話し方になったり。
相手から何を言われているかさっぱり理解できなかったり、話の中に出てくるいくつかの単語しか意味が分からなかったり、
ゆっくりハッキリ話してもらうとときには理解できたり。
うまくコミュニケーションがとれないことでイライラしてしまって、感情のコントロールがつかなくなることがあったり。。。



全部中国に来てからのあたしの状況と一緒。

その患者サンもあたしに対して何か近いものを感じてくれたんだろうか。。。



もちろん「同じ」ではないけど、こうやって言語の異なる国の患者サンのことを、自分の語学学習という経験を通して少しでも考えることができるのは貴重なこと。


この先、少しずつ中国語をマスターしていって、不自由さを感じることが減っていったとしても、この最初の語学の苦しさを忘れずに患者サンと接していきたい。
いや、絶対に忘れずに接しなきゃいけない。




追記:ちょっと専門的なことではあるけど。。。
    中国語にはひらがなが存在しない。日本語とはもちろん発音の方法が違うし、声調
    (→↗⤴↘という音の四つの変化)も存在する。
    評価でも訓練でも使う文字は当然全部漢字だし、
    声調のことを考えると音の理解と発語の関係も日本人とは違うかもしれない。
    日本の失語の患者サンの症状しか目にしたことがなかったから、中国語における失語の患者
    サンと接するのは、とても興味深い。





【THE 魚】
スゴいでしょ??油たっぷり、でもおいしい。




【山登り(武当山)・中国デカい!!】
この前の週末に行ってきた山登りのときの景色。山頂まで3時間。階段をのぼり続けた…(+_+)
もちろん次の日は筋肉痛。




【一緒に山登りした看護師サン達♪】
めっちゃ暑くて帽子買ってたんだけど・・・
中国ってやっぱり何かと「赤」。笑



【帰りはロープウェイ☆】
バテバテだったので帰りはロープウェイ♪半分ジェットコースター!!




【川の向こうに行きたくて船を待つ人々】
今日は漢江の中州にある「桃花島」っていうアウトドア遊びスポットにお出かけ♪
中州に行くための船を待つ人たち。。。

そんなにギリギリまで攻め込まなくても・・・ちゃんと船は来るよ。笑
もちろんこの後バーゲンセールのおばちゃん達にも勝る「我こそ合戦」が始まるんです。




【27歳、シーソーではしゃぐ】
「桃花島」の中にあるアスレチックゾーン(?)♪
私、相変わらずです。




【桜の花見はできないけど、菜の花きれい♪】
中国語で「油菜花」。やっぱり春はいいね!!