2013年12月19日木曜日

再见襄陽!!

ここ2週間、活動終了に向けてなんだかバタバタで、ゆっくりブログも書けなかった。


今日で任地での活動はすべて終わり、明日の朝、任地を離れます。
(だから、今日もゆっくり書ける時間はないのです。)


ホントにここを離れる時が来たんだなー。
ホントにみんなと会えなくなっちゃうんだなー。

ホントにすごく複雑な想い。




いろんなことを書こうと思うと溢れまくっちゃうから、またゆっくり振り返ろう。


とにかく、ここに来れて良かった。
ステキな仲間たちに出会えてよかった。


何度も悩んで泣いて、
ケンカしてイライラして、
どうしたって理解できないこともたくさんあって、
ここに来たことが正解だったのか考えたこともあったけど、


それがあったから、これほどにこの場所とここの人たちを愛おしく思えるんだと思う。


とにかくとにかく、

2年間ありがとう。
JICAがくれたご縁を信じて進んでよかった。


まだ書きたいことはあるから、また書きますー。





私の活動終了と同時に退院を迎えた患者さん。
この患者さんとご家族からは、本当にいろいろなことを教えてもらいました。
まだ一人では歩けないけれど、歩行介助の方法も習得したお父さん。帰っても自主トレ完璧です。
いつか元気に学校に通える時が来ることを本当に祈ってます。
 
 

ズオタン(“佐藤”)と愉快な仲間たち。
※こちらでは“ズオタン”と呼ばれてます
 


 张雪
ホントに心から何でも話せる親友。
心の優しい、あたしのどんな面も受け入れてくれるしっかりさん。
 

蔡磊
彼とは口げんか一番したかも!!??(^_^;)
空気が読めないときもあるけれど(笑)憎めない、お調子者で、カラオケといったら彼★

翟宏宇
リハスタッフのリーダー君。
一番語り合ったのは彼かな。
ちょっとぶきっちょで、でも真面目で優しいからいろいろ悩むこともたくさん。
気負わずゆっくりがんばっていってね。
 

田勇
一番の悩みの種でもあり、一番の理解者。
リハ科のムードメーカー。
おしゃべりが好きすぎて、治療の手が止まってしまうことも多々あるけれど
2年間での成長も素晴らしかった。
 
 

黄伟
あんまり勉強が好きじゃなくて、空き時間はすぐ携帯いじりにはしっちゃうけど(笑)、
患者さんとの関係作りはとっても上手。
優しくてちょっとクール、そしてちょっと照れ屋さん♪
 
 
 
段琼
最近入ってきたかわゆいスタッフ♡
アメとムチで患者さんに接する強者♫
あたしにはないものたくさん持ってるステキな子。
 
 
実習生の3人
日本で実習してたら絶対みんな落ちてるけど(笑)、でも憎めない可愛い妹、弟です♪


リハ科で集合写真
本当に本当にお世話になりました。
絶対また会いに来るからーーーーーー!!!!!!!
 
 

2013年12月5日木曜日

“自分には関係ない”

もう帰国まで1ヶ月。


最後はいろいろ楽しく、明るく過ごしたい!!!

たくさんいい思い出残したい!!!


そう思って最近は過ごしているし、実際楽しいです(笑)



ただ、久々にとっても残念なことが。。。


そんなに落胆することじゃないかもしれないけれど、
でも、残念だった。



リハビリ室の訓練用具が無くなってしまったんです。しかも2回も。。。


無くなったこと自体もとっても残念だったけど、
そのことよりも、それを指摘したときのみんなの対応がとても残念だった。。。



1回目、なくなったのは、


輪投げの輪。



そう、
大したものじゃないって言ってしまえば大したものじゃないんです。


しかも、それは前に任地にきてくれたOT隊員の方と一緒に、ホースを使って作った手作りのもの。





つまり高価なものでもないし、また作ればいいもの。


最初に数が半分になっているのに気付いたのは私。



同僚のみんなに声をかけて、


「数が減ってるんだけど、誰か使ったー?どこにあるか知ってるー??」


みんなこう返事をしてきた。



「自分は今日使ってないから知らない」




そう言ってそれっきり。

まるで大騒ぎしてるのはあたしだけのよう。。。


でもみんなに病室を見て回ってもらった。
(患者さんが勝手にリハ室のものを持っていってしまうことがときどきあるので…)



結果見つからず。。。



探したのに見つからなかった。
それはしょうがないことかもしれない。


でも、その後も誰もその問題についてどう解決するべきか、新しく用意するのか、考えてくれる人がいなかった。


何もなかったかのように、数少なくなった輪投げを普段通りに訓練に使う。


あんな問題など忘れてしまったかのように。。。





ある日、みんなでミーティングする機会があったので、あたしがこのことでとても残念に思ったことを話してみた。


なくなったことだけじゃなくて、

それを自分とは関係のないこととして、目をつぶったままなこと、

自分のものではないし、全くゼロになったわけじゃないからいいんじゃない?って思ってること、

誰かがまた何とかしてくれるって他人任せにしてること、


そんなふうに感じるって素直に言った。



たしかに、あたしが勝手に思いついて、勝手に作って、みんなに使ってもらってた……
そんなものだったのかもしれない。
でも、一人もこのことを問題視してくれてる様子が感じれなくて、なんかとっても残念だった。



あたしの話を聞いて、みんなうつむいていた。
あたしの想い、言ってること、少しは伝わったかな、って思ってた。



でもまた起こった2回目の問題。


今度は、トレーニング用のセラバンドが一本なくなっていた。



これに気づいたのも自分。


そしてまた同じ繰り返し。。。


「オレ使ってないからあいつに聞いて」


「いや、知らない」


・・・・・・・


病室を探すように、こっちから一人ずつ指示をしてやっと行動に出るみんな。
でも結局見つからず。






中国に来て、よく出くわす反応の1つ。


「私は知らない」

「私は関係ない」

「あっちで聞いて」



こっちにきて間もない頃、スーパーで店員に売り場を聞いたときにもそれを言われた時は、さすがに


「知らない方がおかしいだろ!!!!」

って怒りそうになった(笑)



自分の範疇内、自分の業務内、それ以外のものは排除する。
余計な仕事は増やしたくない。
余計な責任負いたくない。


そんなカンジ。






物品管理に関しては、当番制でチェックするようにしたり、配置を決めたり、
赴任当初に比べたらかなり改善した。


だからこそ、今回のことは、小さな問題かもしれないけど、ショックが大きかった。



物品管理の当番だって、彼らにとってはただの義務であって、モノが大切だからやるべきだ!っていう精神じゃなかったのかもな…って。



隊員のみんなの中には、他にもモノの管理や扱いに関して、悩んだり対策したりした人はたーーーーくさんいると思う。
モノを提供してもらうことや寄付してもらうことに慣れてしまわないようにしたほうがいい、なんてこともよく聞く。





1回目のことが起きた後に、自分なりに本気でみんなに想いを伝えての2回目だったから、正直このあとどうしていいのかちょっとわからなくなっているけれど、
でももう一回伝えてみようと思う。


そしてみんながこの2回のことをどう思ってるのか、ちゃんと直接聞いてみようと思う。


気にくわないことがあるままここを離れたくない。。。






2013年11月24日日曜日

がんばれ!負けるな、リーダー君!

最近ちょっと表情に元気がなかった、リハビリ治療師のリーダー君。


これは元気のあるリーダー君(笑)
北京の日本食屋さんで♪
 
 
 
仕事中も、時間が空くと部屋の奥にあるスタッフ用のエリアで椅子に座り込んでいた。

他の同僚とのやりとりも、なんとなく最低限だけに済ませてる感じがしてたし、仕事が終わるといつも以上にさっさと帰ってしまう。。。


感情の波が多少ある子だから、こんなことは初めてだったわけじゃないけど、何か思ってることがあること、最近仕事を楽しめていないこと、それは見て明らかだった。



治療師(彼を含めて5人)の中のリーダーとして仕事を任されている彼。

あたしのカウンターパートにもあたる、とっても大切な存在。



赴任してから、活動の中でいろいろ疑問に思ったこと、提案していきたいこと、まず彼に話して彼の意見を聞いて・・・
彼から病院事情についてもたくさん教えてもらったし、本当にたくさんのことを語り合ってきた。






活動終了まで1ヶ月を切って、ちょうど自分も彼ともう一度ゆっくり話をする時間が欲しいと思っていた。


今まで私が中心に引っぱってきたことを、今後は彼を中心に維持、そしてさらに向上していってもらうためには、彼自身が自分の仕事、毎日の業務をおもしろいと思っていなければどうにもならない。。。


仕事後、「話がしたいんだけど…」と言って彼に時間をつくってもらった。





「最近仕事おもしろい?」

「なんか業務についてとか、日々の仕事について考えてるんじゃない?」



率直に聞いてみた。



「はぁ~~・・・・・・」


大きなため息をついて、少し考えてから、彼がいろいろ話してくれた。




彼が今ペアになって組んでいるDrとの相性のこと、

治療師リーダーとしての彼に対する主任(リハビリ科の長でDr)からの評価、信頼度がとても低いんじゃないかと感じていること、

やるべきと思ってやっている行動が、他の人の反感をかっているときがあるんじゃないかと感じることがあること、

いろいろ考えることはあるけれど、こういう立場としてやらなければいけない、上と下の板挟みになっているストレス、


・・・・・・・



仕事のことをめちゃくちゃ考えてくれてた。

相性が合わないことによるストレスとか、すぐにはどうにもできない問題もあるけれど、
でも一つ、私が伝えたかったことと、彼が感じているものが一緒だった。




やるべきと思ってやったこと、提案したことが、時に周りからは受け入れられなかったり、逆に余計な行動として反感されてしまうこと。





私のこの2年間もそんな出来事がたくさんたくさんたーーーーくさんあった。
何度もぶつかったし、何度も伝えた。

1つ解決してもまた1つ。。。


でも、彼に言いたかったのは、



自分が理由を持って、根拠を持って、自信を持って、やるべき、変えるべきと思うことは、最初どんなに他から言われようと、少し、ちょっとだけ踏ん張ってほしい。

理由がしっかりしていれば、道理にかなっていれば、それが正解であることをわかってくれる、感じてくれるときが必ずくるから。



ということ。
これを言えるようになったのは、私がこの2年間で身を持ってそれを感じることができたから。





彼が前に使ってくれた中国語でとても好きな言葉がある。



「从我做起」=「自分から動き出そう」



そんな意味。協力隊として海外に来た自分にもピッタリの言葉。



煙たい顔されたらこっちだって何もいい気はしないし、
何のためにやってんのかわかんなくなるし、
自分以外の人がやったっていいわけだし。。。

リーダーとして、他の同僚にいろいろ言わなければならないこと、指摘した方がいいこと、たくさんあって、でもうまくいかないどころか反感される。。。



でも、やって正解なことから逃げないでほしい。



あたしはこの2年この同僚たちと過ごしてきて感じてる。

ここの人たちは変われる。
わかってもらえる。
通じ合える。


仲間を信じて、時には頼って、やっていってほしい。



彼は、しっかり私の顔を見ながら、

時にはいろんなことをイメージしながら、

自分の考えと照らし合わせながら、

彼なりに大きな一歩を踏み出したかのように


「・・・・・・うん。できるだけのことをやるよ。俺もわかってる。この2年に確実に変化がいろいろあったこと。だから俺もがんばっていくよ。」



と言ってくれた。



自分から悩みや苦しみを吐き出すのがあまり得意じゃない彼…。


これからは、時にリーダーの権限で仲間をうまいように使って、たまには思いっきりはき出して、パンクしちゃわないように進んでいってくれるといいな。


彼が毎日の仕事をおもしろいと思ってやっていけるように。。。
あたしの言葉が変にプレッシャーにならないといいけれど。。。(笑)


応援してるよーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


【JICA中国主催のリハビリ在外研修のときの写真】
一緒にいろんなこと考えることができました。
 
 

2013年11月17日日曜日

北京で日本人中学生に会ってきました。

11月12日、北京にある日本人学校(中等部)で

“進路・生き方・職業選択”に関する特別授業

という時間に話をさせてもらう機会がありました。



内容としては、

今の職業につくまでの進路選択の過程や、
JICAボランティアになろうと思った経緯、
現在の活動内容や今後について

などなど。。。



中学1年生約50人が体育座り(懐かしいっ!!!!!)しながら、想像してた以上にとっても真剣に聞いてくれました。



その日本人学校は小中併設していて、学校に入ると子供たちがたーーくさん。
下駄箱を見ただけで学校という場所の懐かしさに興奮(笑)

この門の外では中国語の世界、中では完全に日本語の日本の小中学校と同じ世界。
当然だけどなんだか不思議なカンジがした。 


 着いた頃はちょうどお昼休み。
長縄跳びとか竹馬とかホント懐かしかったー。

 
 





今回、講話の準備をするにあたって、

「あたしが中学1年生の頃ってどんなこと考えてたっけなー。」

って何度も考えてみた。

どんな言葉づかいが一番わかってもらいやすいか、どんなネタがおもしろいと思ってもらえるのか、
正直全然想像つかなかった。



でも実際に教室に入って、生徒さんたちが


「背の順で2列になってー!!」

とか、

「ねぇ!男子ちゃんとやってー!」


みたいなやりとりをしてるのを見て、懐かしさとかわいさを感じると共に、なんとなくどんなテンションでしゃべったらいいかわかった気がした(笑)



学級委員さんが司会進行してくれ、
自分ともう一人、黒龍江省で日本語教師をしている隊員さんと2人、それぞれ話をさせてもらった。





理学療法士の仕事紹介をしたり、
自分が中学生、高校生、大学生だった頃の写真を見せてしまったり、
今の配属先での写真を見てもらったり。。。


ただ黙々と聞く子、

ときどき「へぇ~。。。」みたいな顔も見せながら聞いてくれる子、

話にうなずいたり、いろいろ考えたりしながら聞いてくれる子、

体育座りがきついんだろうなーってカンジの子(笑)、


いろんな反応が見れておもしろかった。



最後の質問タイムでは、
ビックリするほど次々と手を挙げて私たち2人に質問をしてくれた。


「日本と中国で一番大きな習慣や文化の違いってなんだと思いますか?」

「日本を離れて友達や家族と会えなくなって、どうやって乗り越えてきたんですか?」

「こっちに来て一番辛かったことはなんですか?」

「尖閣諸島の問題とかで嫌な思いをしたことはありましたか?」

「JICAボランティアになって、一番大きな思い出やできごとはなんですか?」


・・・・・・・


パッと答えるのが難しいぐらいの質問をいくつもしてくれて、
生徒さんの質問のおかげで、逆にまた自分のこの2年間や中国についてたくさん考えることができた。



生徒のみんなにとっては、
中学一年生の時に、たった一回学校に来て、自分の人生について話をしていった人・・・

きっとこの先、あたしが話したことなんぞや、覚えていてくれてる子はほとんどいないと思うけど、
でも、今回のことをきっかけに、

「リハビリの仕事ってこんなカンジなんだー」
とか
「JICAってちょっとおもしろそうかも…!?」
とか、

単純に
「こんな人がいるんだなー」

って知ってもらえたり思ってもらえたりしたら、それだけで十分。



自分にとっては、今回のことを通して自分の今までの人生や2年間の中国での生活を振り返って、言葉で表す機会をもらえてとてもよかったし、

中学生に自分のことを話すなんて、この先一生ないかもしれない貴重な経験させてもらって本当によかった。


そして、

教師っていう仕事もすごくおもしろそうだな。

なんて、また新たな興味も抱いてみたり。。。



日中関係もいろいろある中、たくましく、毎日明るく、中国北京で過ごしているこのみんなが
ステキな夢を持って、
ステキな仕事について、
それぞれの人生を楽しんでいけますように。


あたし自身もまだまだ、これからの自分の人生、考えていかないとです(笑)




2013年11月9日土曜日

襄陽のある日の朝ごはん♫

 
今日は中国湖北省の朝ごはんをご紹介♫
 
日本でもパン派ご飯派あるけれど、中国は地域によっても朝食べるものが全然違う。
そもそも日本との大きな違いは、
 
 
 
朝ご飯を家で食べることはほとんどない
 
 
 
ということ。
 
 
 
みんな外まで買いに行くか、外で食べる。
でもパン屋さんもあるから、自分は前の日の夜にパンを買って、朝ご飯を食べてから出勤するのだけど、中国人にとっては変な習慣。(笑)
 
 
 
中国人の朝ごはん、食べるものはホントいろいろ。
 
 
【麺】
持ち帰りだとこーやって紙のお椀に入れてくれる。
朝出勤の時間帯は、これを食べながら歩いて出勤してくる人もたくさんいたり(笑)
 
 
 
【餅子・焼餅(右下)】
「ビンズ」「ビン」「シャオビン」
地域によってちょっと呼び方は違うけど、あたしの大好物♡
種類(味、厚さ、中の具など)もいっぱいあるけど、これはチヂミのようなクレープのような、
塩っ気とネギの香ばしさがたまらんのです(*^。^*)
 
【粥(左奥)】
中国ではお粥は飲み物。
中国語の動詞でお粥は「食べる(吃)」じゃなくて「飲む(喝)」を使う。
だから馒头(マントウ=肉まんの肉なし)とお粥、こんなセットで食べたりする。
 
 
 
【油条(ヨウティァオ】
甘くない棒状ドーナッツ。
最初は“なんじゃこりゃ”ってカンジだったけど、慣れるとこれまたおいしい。
これにゆで卵やお粥を一緒に。
 
 
【煎饼(ジェンビン)】
クレープの中にワンタンの皮をあげたようなものや、レタス、卵などなどを包んだもの。
地域によってちょっとずつ味が違って、旅行先で食べるのも一つの楽しみ♪
 

 【小笼包(シャオロンバオ)・汤包(タンバオ)】
ご存知小龍包♫
これは上海に行ったときの写真だけど、
私の住む地域ではこれは“汤包(タンバオ)”って呼ぶ。
ここでは“小笼包(シャオロンバオ)”はプチ肉まんみたいなカンジのもの。

 
 
 
あと最近、患者さんの家族が


「焼売は食べたことあるか?」


と聞いてきて、


「日本にもありますよー。おいしいですよね♪」


と話すと、
なんだか日本でよく食べる焼売とはちょっと違うみたい。


「明日の朝買ってきてあげるよ!!!」


と、日本では絶対お願いしちゃいけないようなことだけど、甘えさせてもらっていただいてみました♪(笑)




そんな次の日の朝ごはん。
朝の勉強会用の本とパソコンを片手に治療用ベッドの上でいただきます_(_^_)_


焼売も袋に入れてくれる^^;
 

中身はもち米のみ!!!!
しかもデカい!!!!!!大きすぎて元々の形状はなくなってるけど(笑)
シューマイとちまきのあいのこってカンジかな。
でも香ばしくって、おいしかったー♪






他にもいろいろあるけど、私の住む湖北省では

 



を好んで食べる人の割合がかなり高いと思う。
しかも朝から辛い(笑)


 
前に仲のいい病棟の掃除のおばちゃんと、週末、朝出勤の前におばちゃんがよく行く麺屋さんに連れて行ってもらった。


自分が日本人だって言うと、テンションあがりまくっていた店主のおじちゃんは
カメラを向けると恥ずかしがって後ろ向いちゃいました(笑)
 
 
 


【襄陽のジャージャー麺】
日本で食べるジャージャー麺とは全然違って挽肉はなし!
もやしや大豆、あとは牛の血で作った寒天みたいなのが入ってて、ねぎと香菜は入れ放題。
 



ここでは朝、麺を食べないと午前中パワーが出ないっていう人もいるほど。
同僚も、麺以外のものを食べた日は、10時ぐらいになると


「おなか減ったーーーやっぱり麺じゃなきゃダメだーーーー」


って騒いでる^^;


おいしいんだけど、やっぱり朝からこの量の麺と油と辛さは胃に重すぎて、
この日はお昼もいらないほど朝からドッシリ(^_^;)


こっちの生活にもだいぶ慣れたし、中華料理もとっても好きだけど、朝起きたての身体に、あの辛い重い麺はまだ慣れないみたいです。。。(笑)






あとは、朝ご飯じゃないけど、病棟でのちょっとした様子をご紹介♪




ある日の昼ごはん。

特に寒くなってくると火鍋の季節になり、結構な頻度でこんな光景がナースステーションの奥の部屋で見られる。


そう、病棟に火鍋の出前!!!!!!!

中国では、お昼ちょっとした炒め物やお弁当、鍋を出前してもらうことも日常茶飯事。

発泡スチロールのパックにギューギューに詰められたご飯を片手に、みんなで昼からお鍋をつつきます♪

 
 
もうみんな立ち食い(笑)
おなか空いてるから食べれれば何でもいいんです(笑)
部屋中お鍋の臭いで充満するけどおかまいなし(笑)
 
 
 
 
 
そして、これはある勉強会の日の夜。
 
 
この日は勉強会が長引くだろうと察した科の主任と師長さんが、スタッフのために病院食堂から大量のお粥と餅子を出前!!!
 

 

 
 
 配給開始ーーーーー!!!!(笑)
早い者勝ちーーーーーーー!!!!!!(笑)
ちなみにここ、ナースステーション(笑)



のんびり写真撮ってたら

「早く!!食べないの!!??なくなっちゃうよ!!??」

と怒られました(笑)



こんな朝ご飯、昼ごはんの火鍋、勉強会の夜に食べたお粥・・・
日本に帰ったら、そんなものが恋しくなるんだろうなー。



協力隊として海外に来て、グルメをこれだけ楽しめるのは中国の特権。・・・だよね!!??

帰国前にまだまだ楽しんで帰ろうと思います(*^^)v






2013年10月30日水曜日

それぞれのペースでいい。


ここ数ヶ月、一人の同僚からの提案で、定期的に開く勉強会とは別に、毎朝7時半~8時までの30分(8時が定時の出勤)、簡単な勉強会を開いている。


ちなみにこの勉強会を提案してくれたのは、中国に来て数ヶ月の頃、一番関係作りで悩んでいた彼。(「一つ乗り越えた...かな?」)

今はむしろ一番の仲良しと言っても過言じゃないぐらいで、この1年半一番大きな変化を見せてくれた一人でもあり、自分のこともとても信頼してくれていて、私にとってもなくてはならない存在になりました(*^^)v


勉強会、最初は筋肉の触診やら、起始停止を勉強したり。。。
これまた、なかなかみんな覚えきれず、全身3回勉強しました(笑)

その他治療手技についてとかも簡単に勉強したり・・・


最近始めたのは、少しでも脳画像が見れるようになるための脳解剖。





みんな、学生時代にいちおう勉強してきてはいるものの、何といっても問題なのは中国の教科書。



文字ばっかり、写真やイラストが少ない!!
脳解剖も文字での説明か、部位ごとの簡単なイラストのみ。


だから立体的な感覚や、部位ごとの位置関係がどうやったって想像できない。
そしたらもちろん画像だって見ように見れないし、そしたら興味すら持ちにくい。。。



だからとにかくわかりやすい写真を見せまくって、想像してもらって・・・
そんな繰り返し。


でもこの勉強会をするようになってから少なくとも変わったみんなの行動。


それは、
朝勉強してわからなかったこと、
追いつかなかった部分、
もっと知りたいこと
があると、自分で私が勉強会で使った資料を見直して勉強することがかなり増えたこと。


お互い聞きあったりする姿もかなり見られるように。。。



今まではリハ科内で開かれている勉強会(リハスタッフや看護師が講師を担当)も、その場で聞いて終わり。
それを復習したり、臨床に生かすってなかなかできてなかった。



でも、最近はみんながそれぞれのペースで、それぞれの知識を補充し合って、ちゃんと興味を持って勉強してくれてる。

それぞれがそれぞれ、ちょっとでもたくさんでも変化を見せてくれてる。



もうそれが嬉しくて嬉しくて・・・



「すごいじゃーーーーん!!!!!すばらしい!!!!!」



って、そんな姿を見る度に褒めまくってます(笑)




勉強会言い出しっぺの彼なんかは、帰ってからも毎日解剖の本見て少しずつ復習して、
治療中も

「これって〇〇筋だよね?」


とか、


「筋肉勉強してから治療がめっちゃおもしろい!!」


とか、



もうやりがいめっちゃ感じさせてくれます。





勉強会のことだけじゃなくいろんなこと、同僚一人ひとり、ペースの差ややり方の違い、
もちろんあたしに対して思う部分も、みんなそれぞれ違うけど、

でもそれぞれの形で何かしらの表現はしてくれてる。




最後まで一人一人とちゃんと向き合っていかなきゃな。

毎日の勉強が、毎日のやりとりが、少しでもみんなの今後の糧になるように。

2013年10月26日土曜日

赤い〇〇♪

中国でお祝いや幸せ、“良い”意味を表す色の代表的なものが


赤!!!


国旗はご存じの通りですが、他にもいろんなところで赤を見かけます。






 春節のときに玄関に貼る飾り。
真ん中の「喜喜」は結婚を祝ったもの。「2つの“喜”が一緒になった」っていう意味なんだとか♫
 
 
 

こんなカンジで飾り物はほとんどが赤。
 
 

院内でもイベントをお知らせする弾幕(?)は赤。
運動会でも始まるかのようでしょ?(笑)
 
 

中国伝統服の一種。
年配のおじちゃまおばちゃまが着てるのは時々見ます。
 
 

お寺とかにあるお守りのようなもの。
日本で言う絵馬みたいな存在かなー。
この赤い紐を木に結びつけて願いをこめるとか・・・。
 
 
 
 
他にも、中国のご祝儀袋は赤(“紅包”という)だし、新婦さんのお色直しは真っ赤のドレスがほとんど(だと思う)。
あと、服や小物も赤を好む人って多い気がする。。。
 
 
 
きっともっとたくさんあるけれど、おもしろいのが下着(笑)
 
 
若い女性、男性、おじちゃん、おばちゃん、おじいちゃん、おばあちゃん、年代に関わらずたぶんかなりの人が持っている
 
 
真っ赤のパンツ。
しかも綿のね・・・(笑)
 
 
病棟で患者さんが洗濯した服を干しているのを最初に見てちょっとビックリしたけれど、その後年代を問わずにそれを使っていることがわかってきた!!
他にも、女性用の下着やら、寒い時に着るババシャツみたいなものなんかも赤を着る人多いんです。
 
 
 
 
んで、この前ちょうど患者さんの家族から、日本にも「縁起のいい色と悪い色ってあるの?」って聞かれて、その話の流れで
 
 
志野:「中国人って赤い下着着ること多いですよね…??」
 
 
 
って聞いてみた。
 
 
 
 
 
家族:「そうね~。赤は縁起のいい色だしねー。」
 
 
そして、さらに
 
 
 
 
家族:「年男、年女は、その1年間赤い下着を着るのよ。」
 
 
 
って・・・・・・・!!!!!!!!!
 
 
 
志野:「えっ!!!???じゃぁ、その1年間毎日赤い下着・・・・・・!!!???」
 
 
 
家族:「そうよ~♪ははは~」
 
 
 
志野:「じゃぁ世の中の12歳と24歳と36歳と…その年の人に聞いたら、赤い下着つけてる人めっちゃいるってこと!!!!???」
 
 
 
家族:「ははは!そーゆうことねー!」
 
 
 
 
 
赤がお祝いを示す色であることや、みんながわりと好んでいる色であることは知っていたけど、そこまでだとは…(^_^;)
 
実際、年男、年女がどこまでそうしているのかちょっと気になりつつ、
帰国のときには、やっぱり自分も赤いグッズをいろいろ探して帰ろうと思ったのでした。(下着も含めて・・・・!!!???(笑))
 
 
 
 
 
 
 
 

2013年10月23日水曜日

変わっていくのかな。。。

この1年・・・半年?ぐらいだと思うけど、テレビでときどき目にするCMがいくつかある。

中国の公共場所、生活における、習慣、マナーについて。。。





食糧廃棄量がどれだけ多いか。


ゴミの分別がきれいな環境作りにつながること。


喫煙は自分の身体だけじゃなくて、周りへの影響がどれだけあるか。


何も考えずに並ぶ列の順番を抜かすことで相手がどう思うか。


自分のすぐ後を歩く人のために扉をあけておいてあげよう。


公共交通機関内での携帯や食事が周囲に感じさせる不快感。




などなど。。。




日本でも電車の中での携帯やヘッドホンの音漏れに関してなんかは、アナウンスでも耳にタコができるほど流れていたな。。。



こーゆうCMの内容は、中国に来てとっても気になった中国人の行動、マナーに対する意識の違いでもあった。


来た当初は

「中国人にとってはそれが当たり前だから何も思わないんだろうな。慣れるしかないんだろうな。」

ってがんばってイライラする気持ち、残念な気持ち、不愉快な気持ちを抑えつけていた。



でもやっぱり、中国人にとってもそれは決して当然じゃなかったのかも。
というか、当然ではなくなってきているのかも。。。



まだこれらはCMでの啓発レベルな気はするけれど、




でもたしかに、日常の中でも他にちょこちょこ変化がある。
少なくとも私の周囲には…。


たとえば、唾を吐いたり、ゴミをポイポイ捨てたり。。。




中国に来た当初は、リハビリ室の中でも平気で唾を吐く患者さんや家族がいたり、果物の皮やナッツ類の殻をボロボロ床に捨てる人がいることは日常茶飯事だった。

たしかに中国では食事をするときに、魚や肉の骨、口を拭いた紙など、ゴミにあたるものは床やテーブルの上に直接落とす。


食事が全部済んでからまとめて片付ける。
だから食後のテーブルはとーーーーーーにかく汚い。







でもさすがにリハビリ室の床に直接唾を吐いたり、ゴミを捨ててそのままにするのは許せなかった。

その度に拭いて掃いて・・・と、変に細かい日本人が片付けていた(笑)



それが、ここ数ヶ月は(というかだんだん)、そーゆう人が少なくなってきたし、
そんな人がいたらスタッフも注意するようになったし、
リハビリ室の衛生度はだいぶ上がった(・・・と思う)。


病棟の廊下や階段で喫煙する人はまだまだいるけれど。。。





あとは、いろんなお店での接客。



今までは、

“お客さんが商品を買いに来てくれている”

ではなく、

“お客さんに売ってあげている” (っていうのももちろんあるんだけれど・・・)

っていう印象も受けるぐらい強気&テキトーな接客をされてばっかりだったけど、


まず


「いらっしゃいませ!!」

「ありがとうございました!またのお越しをお待ちしてます♪」


にあたる言葉を耳にすることがとっても増えた気がする。



あとは、向こうが間違ってる時にちゃんと謝ってくれる。

今までだったら断固否定。
ケンカだって始まる(笑)
容赦ない(笑)



すべてがマニュアル化していくことがいいとは思わないけれど、親切にされて気を悪くすることはない。
だから、こっちも


「谢谢!再见!」


と言って帰りたくなる。




この感覚が、中国に住んでる人たちにとってどこまで共感できる変化かはわからないけれど、
これだけじゃなくても、
やっぱりいろんなことにおいて、とにかく変化が速い中国。


それをホントにいろんなところで感じる。



いい中国らしさはしっかり残して変わっていくといいのだけど。。。
ボランティア生活が終わって帰国しても、絶対また旅行には来たいし、
ここにもみんなに会いに戻ってきたい。


そのときに、社会にも人々にもどんだけの変化があるか、とっても楽しみ。






2013年10月20日日曜日

胃も心も癒されたー。

帰国まであと3ヶ月を切り、実質の活動期間は2ヶ月ちょっとになりました。。。


買い物に行っても、

「(調味料とか)大きいの買ってももう使いきれないかもなー。ちっちゃいのにしとこう。」
とか、
「いやいや、今買ってもたいして使わないうちに帰国だ・・・」
とか、

帰国を意識することが多かったり、いろんなことを通してここを離れるその日のことを考えることが多くなってます。



先週末は、前に入院してた患者さんのご家族がおうちに招待して下さって、
おうちにお邪魔して水餃子作りしてきました♪



その患者さんのおうちは、今私が住んでいる(配属先の病院がある)ところから、バスで30分ほどのところ。


病院の周りはお店もいっぱい。
交通量もすごいし、マックだってあるし(都会の証拠(笑))、ちょっとしたデパートもあるぐらいにぎやかなところ。



でもそこから30分も行けば、畑の広がる、車もときどきしか通らないのどかな風景です。

(やっぱり空気はきれいとは言えないけど、こっちの生活に慣れるとそれでも病院周りよりは空気がおいしく感じる)



バス停降りたところ。
 

おうちに向かいます。

何にもないけど、でもこーゆうとこ好き。





そんなこんなで…
 
着きました!!!!
家デカい!!!!!!!
 
 
 
この左側の小屋がキッチン♫
患者さんは毎日昼間車椅子に座って、外で日向ぼっこしたり、
歩行器使って歩行訓練したりしているそう(*^。^*)
 
 
 
 
着いてさっそく、餃子つくり開始ーー!!!!!
 

 

 
玄関前の大きなスペースで、患者さんの娘さん、息子さんと一緒に青空餃子つくり♪
気持ちいいったらありゃしない\(^o^)/
 
 
 
 
それにしても、餃子の餡めっちゃ多くてビックリ。
おそらく最低でも200個ぐらいは作ったんじゃないかなー。
 
 
餡の中身は
ニラ
豚肉
炒り卵 (こっちの餃子は先に卵を炒ってそれから混ぜることが多い)
シイタケ
豆干 (豆腐製品で、堅めの豆腐かまぼこって言うか…うまく例えられないけどおいしいもの!笑)
 
 
 
他にもいろんなバリエーションがあるけれど、これがやっぱりメジャーかな。
 
 
 



途中から弟クン(小学校1年生)は宿題を済ませるように怒られ、
お姉ちゃんに怒鳴られながらがんばってました。
 
 
 
 
ということで、後半はほぼ一人で餃子包みを任され(笑)・・・・・・・・・
 
 
 
 
 



完成!!!!!!!!!!!!!
日本の餃子より小さくて一口サイズ。
皮も丸じゃなくて台形で、包み方も違うけど習得しました♪
 
 
 

キッチンの中♫
 
奥さんが餃子を茹で始めてくれました。
 
 
 
「どうするー??とりあえず20個でいい??」
 
 
 
 
・・・・・・・・・・
 
 
 
 
20個!!!!!!!??????
 
さて自分は餃子大食い大会に参加するのでしょうか。(笑)
 
 
 
「そんなにいらないですー、10個で十分!!!」
 
 
そう答えた横から6歳の弟クンは
 
 
「ボク20個!!!!!!」
 
 
かわいい♡
すぐにお母さんに「食べきれないでしょ!!」と怒られ、それでも15個(笑)
 
 
 
 
 
 

ご近所さんも遊びにきて、みんなでのほほんタイム♪
 
 

「おねえちゃーーん!バッタとったぁーー!!!」
と元気に見せてくれました♪
 
 
 
結局自分も10個以上食べた気が……
 
油が多くて味の濃ぉーーーーーい(でもおいしいんだけども=^_^=)いわゆる中華料理とは違って、
中国の水餃子ってホントさっぱりしててパクパクいけちゃう!
 
 
ホントおいしいです。
 
 
 
みんなで外で餃子をたらふく食べて、おうちの周りを散歩して、ご近所さんも帰って行きました。
 



 
 
 
 
いっつも過ごしている病院の周りはクラクションもうるさくて、人も多いし、夜中でも爆竹なるし(p_-)
 
だからなーーーんの音もしない、鶏の鳴き声が響き渡るようなところに行って、
とっても心が穏やかになりました。
 
 
 
入院中なかなか寝付けなくて悩んでた患者さんも、こんなとこに帰って来れたら、精神的にもすごく落ち着くだろうなー・・・って感じたり、
 
 
でも今までやってた農作業とか家畜の世話ができなくなっちゃって、毎日やっぱりすごく辛いかな・・・とか複雑に感じたり、
 
 
単純に、あたしやっぱり自然が好きだなー・・・って改めて実感したり、
 
他の国に行った同期には、こーーーんな感覚を毎日味わってる子もいるんだろうなー・・・とか、
 
あたしがこーーーんな場所でこの2年間過ごしてたら、今頃はまた違った感覚を持ってたのかなー・・・とか、
 
 
でも、たまに来る場所だから感じれる良さだったりもするのかなー・・・とか、
 
 
 
別に自分の毎日過ごす場所が嫌だって思ったわけではないけど、とにかくなんとなく、でもすごく癒された。
 
 
 
 






あと3ヶ月弱、今さらだけど、今だから振り返ることがたくさんあるので、
毎日(できるだけ!!)、ちょっとずつでもブログ書きます。


何年か後、自分でもこれを読んで自分を振り返れるように。。。