この1年・・・半年?ぐらいだと思うけど、テレビでときどき目にするCMがいくつかある。
中国の公共場所、生活における、習慣、マナーについて。。。
食糧廃棄量がどれだけ多いか。
ゴミの分別がきれいな環境作りにつながること。
喫煙は自分の身体だけじゃなくて、周りへの影響がどれだけあるか。
何も考えずに並ぶ列の順番を抜かすことで相手がどう思うか。
自分のすぐ後を歩く人のために扉をあけておいてあげよう。
公共交通機関内での携帯や食事が周囲に感じさせる不快感。
などなど。。。
日本でも電車の中での携帯やヘッドホンの音漏れに関してなんかは、アナウンスでも耳にタコができるほど流れていたな。。。
こーゆうCMの内容は、中国に来てとっても気になった中国人の行動、マナーに対する意識の違いでもあった。
来た当初は
「中国人にとってはそれが当たり前だから何も思わないんだろうな。慣れるしかないんだろうな。」
ってがんばってイライラする気持ち、残念な気持ち、不愉快な気持ちを抑えつけていた。
でもやっぱり、中国人にとってもそれは決して当然じゃなかったのかも。
というか、当然ではなくなってきているのかも。。。
まだこれらはCMでの啓発レベルな気はするけれど、
でもたしかに、日常の中でも他にちょこちょこ変化がある。
少なくとも私の周囲には…。
たとえば、唾を吐いたり、ゴミをポイポイ捨てたり。。。
中国に来た当初は、リハビリ室の中でも平気で唾を吐く患者さんや家族がいたり、果物の皮やナッツ類の殻をボロボロ床に捨てる人がいることは日常茶飯事だった。
たしかに中国では食事をするときに、魚や肉の骨、口を拭いた紙など、ゴミにあたるものは床やテーブルの上に直接落とす。
食事が全部済んでからまとめて片付ける。
だから食後のテーブルはとーーーーーーにかく汚い。
でもさすがにリハビリ室の床に直接唾を吐いたり、ゴミを捨ててそのままにするのは許せなかった。
その度に拭いて掃いて・・・と、変に細かい日本人が片付けていた(笑)
それが、ここ数ヶ月は(というかだんだん)、そーゆう人が少なくなってきたし、
そんな人がいたらスタッフも注意するようになったし、
リハビリ室の衛生度はだいぶ上がった(・・・と思う)。
病棟の廊下や階段で喫煙する人はまだまだいるけれど。。。
あとは、いろんなお店での接客。
今までは、
“お客さんが商品を買いに来てくれている”
ではなく、
“お客さんに売ってあげている” (っていうのももちろんあるんだけれど・・・)
っていう印象も受けるぐらい強気&テキトーな接客をされてばっかりだったけど、
まず
「いらっしゃいませ!!」
「ありがとうございました!またのお越しをお待ちしてます♪」
にあたる言葉を耳にすることがとっても増えた気がする。
あとは、向こうが間違ってる時にちゃんと謝ってくれる。
今までだったら断固否定。
ケンカだって始まる(笑)
容赦ない(笑)
すべてがマニュアル化していくことがいいとは思わないけれど、親切にされて気を悪くすることはない。
だから、こっちも
「谢谢!再见!」
と言って帰りたくなる。
この感覚が、中国に住んでる人たちにとってどこまで共感できる変化かはわからないけれど、
これだけじゃなくても、
やっぱりいろんなことにおいて、とにかく変化が速い中国。
それをホントにいろんなところで感じる。
いい中国らしさはしっかり残して変わっていくといいのだけど。。。
ボランティア生活が終わって帰国しても、絶対また旅行には来たいし、
ここにもみんなに会いに戻ってきたい。
そのときに、社会にも人々にもどんだけの変化があるか、とっても楽しみ。
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