2012年7月29日日曜日

衣食住の「住」。

中国の「住」。


これもまたいろいろあるが、3つにしぼってみた。

・トイレのこと
・生活水準・格差のこと
・学校のこと



中国に来る前、自分が一番気になっていたのは実はトイレのこと。

中国のトイレでは紙が流せない
ドアがない
壁がない
・・・・・・


そんないくつかの噂を聞いていた。


実際、紙が流せないのはホント。
どのトイレにも便器の横にゴミ箱が置いてあって、そこに捨てなければならない。


ただ、大きな都市(北京やら上海やら)の五つ星ホテルや空港なんかではときどき流せる。
(ともかく、ゴミ箱が置いてあったら流せないと思え。と言われたことがある。)


実際流してしまって詰まっちゃったーーー\(゜ロ\)(/ロ゜)/ってことはないんだけど、
(来た当初、ついついウッカリ流してしまったことが何度か・・・笑)

「続けると水圧下がるからね、気をつけて。」と言われたこともある。




ドアのこと。。。
扉がないっていう、通称(?)「こんにちはトイレ」笑。

これも半分ホント。
扉、基本的にはある。
でもデパートのトイレなんかでも扉が壊れてる率、かなり高いし、

実際、職場のフロアのトイレも、2個あるが1つは壊れていてこんにちは状態。

しかも、中国では扉に向かってしゃがむ(日本と逆)のが普通なので、人がくればホントにこんにちは。会話も平気で始まる。笑


私の好きな散歩コースのトイレはこんなカンジ。
ちょっとした観光スポットなどの公衆トイレも、まだまだこーゆうトイレ多い。。。


日本も昔の公衆トイレってこんな・・・??





あと、中国のトイレの90%(って言ってもいいぐらい)は紙がない!!!!
ポケットティッシュはホント必需品!!!!

中国旅行の際はぜひ、いや必ず!!!!ご用意を\(◎o◎)/笑



トイレのことを長々書くつもりはなかったのだが、
やはり、衛生面での整備はまだまだだと感じる。




中国の「住」について・・・

やはり沿岸部と内陸部、都市と農村の格差の問題は大きい。



まだ、ホントの農村部に行ったことがあるわけではないが、
サイクリング企画に参加した時に、私の住んでいるところから30kmぐらいのところにある農家の集落に行ったことがある。
訪れただけで、農家の方々といろいろ話ができたわけではないのだが・・・

たった30kmだが、バスやタクシーもバンバン走ってる私の近所とは大違い。



お水も井戸から汲み上げて使う。


鶏や牛も飼っていて、自給自足。





機会があれば、こういった集落や農村部での生活も体験してみたい。




格差という点では、

子供の就学についてもまだまだ問題は大きいみたい。


私の住む場所は、地域としてはわりと便利になっている場所で、住民の生活水準もある程度満たしているほうだと思う。


それでも、中学校まではだいたいの子供が通えているようだが、高校以上の就学に関しては経済状況が大きく影響するようだ。
飲食店で働く若い子たちの大半は、中学校を卒業してそのまま家の事業を手伝ったり、アルバイトをしているという。そういった子の数も少なくないという。


患者サンに対しても(年齢の若い患者サンも含めて)、何か知能に関する検査や評価をするときは、就学状況をまず聞く必要がある。
掛け算の筆算ができないこともあるのだ。



その一方で、
中国では小学校から大学まで、ほとんどの学校が朝から夜(21時とか22時)まで授業がある!!!

昼と夜にはそれぞれ2~3時間ほどの休み時間があって、
食事のために家に帰ったりする。


だから夜21時過ぎになると、外は学生の下校でまた人通りが一気に増える。


そんなに長い授業時間が設けてあって、中学校の卒業までに掛け算の筆算って習得できないものなんだろうか・・・
逆に、そんなに長い時間、何を勉強してるの・・・??


そんなふうに聞きたくなってしまう。



教育レベルの問題なのか・・・



少しでも早く中国の教育事情が改善して、
そして、リハビリに関しても専門の専門学校、大学が増えていくことを願いたい。



中国「衣食住シリーズ」
終わり♪

2012年7月25日水曜日

衣食住の「食」。

さて「食」。

書くことがありすぎるが、しぼっていこう。(^^ゞ


中国は“主食”にあたるものに、何種類かある。

米饭 “ミーファン”    (お米)
面条 “ミェンティアオ”  (麺)
馒头 “マントウ”     (肉まんの具なし)
粥   “ジョウ”       (おかゆ。お米のお粥より粟とかで作ったものが多い)
饼子 “ビンズ”      (小麦粉で作ったクレープ状のものというか…)
饺子 “ジャオズ”     (餃子。中国では普通、水餃子をさす)
包子 “バオズ”       (いわゆる日本の中華まんや小龍包)
面包 “ミェンバオ”    (パン)


これぐらいかな。。。
他にもあるかも。

この主食も、地域によって主に食べるものが違ったりする。
よく言われるのは、東北地域では小麦粉で作られたもの。南は米。その境はだいたい長江から北か南か。
【北京での語学学校の先生宅で一緒に作った餃子】
生地から手作り☆おいしかったぁー。
5人で食べたけど100個以上は作ったと思う。。。



私の地域は、基本的にお米が多い。
おいしくないけど。。。

ちなみに、私のお気に入りは饼子(ビンズ)。ネギとかニラが混ざってたり、甘辛いタレが塗ってあったり、小麦粉製品好きの自分には大ヒット☆
しかも一人で食べる分には1元(=14円ぐらい)買えば十分♪


主食はだいたい食事の後半に出てくる。
日本のように、食事の最初からおかずと一緒に…ということは少ない。(言えば出してくれるが…)



そして、お昼ご飯はしっかり!!!っていう感覚が強いみたいで、
お昼にお米は必須。でなければ麺。

饼子や包子(肉まん)、面包(パン)を昼ごはんに食べようとすると、

「昼に食べるの!!??」

と少し気違いかのように言われたことがある。笑
中国全土そうなんだろうか。。。



料理のほうはというと。。。

私のいる湖北省は、辛いで有名な四川省に並ぶぐらい辛い物が多い地域。

ときには出てくるお皿すべてに唐辛子(量もハンパない!!!!)が使われていて、辛くないものが一つもないっていうときもある。(T_T)
おかげで、辛い物が苦手だった自分もだいぶ強くなった気がする。。。

もちろん辛くないものもあるし、辛いのが苦手な中国人もいるけど、
でもやっぱり、基本的には。。。辛い。。。笑

【襄陽名物牛肉面】
辛い辛い辛い!!!!でもおいしい。刺激強すぎてゲリ確実。笑
イスラム系の(つまり豚肉食べない)人たちが住む一帯にあるお店で。



逆に上海の料理は辛い物がないと言われているらしい。

あと、研修で行った陝西省の西安では「酸辣(スワンラー)」と言って、酸味のある辛さ。

ちなみに四川のほうは「麻辣(マーラー)」。
「麻」は“しびれる”って言う意味があって、山椒とかもたくさん入ってるから舌が“しびれる”感じがする辛さなんだと。




食材に関しては、やっぱり日本のような新鮮さには欠けるが、種類はいっぱい。
特に青菜に関しては、日本では見たことないものもたくさん(>_<)


お肉は豚、鶏、牛、羊がメイン。
内モンゴル(北方)のほうに行けば羊率がグンとアップ↑↑↑

スーパーでは豚と鶏が8割占めてる。
スーパー以外では市場みたいなところで買い物できるが、鶏は生きたニワトリをその場で一匹絞める。お肉に関してはどこで買うのが一番安全なのか、いまだになんとも言えず。。。



お魚は全部淡水魚。(内陸部だから・・・)
日本人=魚好きっていうイメージみたいで、よく出してくれるけど、あーーんまりおいしくない。。。
まぁあるだけ幸せか。




あとはよく言う、外食での持ち帰り習慣。
中国語では「打包(ダーバオ)」


食事に行ったときに食べきれなかったものをおみやにできる♪

極端に言えば、どんなお店でも“打包”は可。そして何でも可。
そう、汁物でも、ご飯(お米)でも。笑


専用のタッパーみたいなのを1元ぐらいで買ってそこに詰めまくるときもあれば、

いわゆるスーパーの袋みたいなビニール袋にお肉のかたまりやらタレたっぷりの料理を直接ガンガン入れることもある。。。(@_@;)



その豪快さはハンパない。


タレでぐちゃーってなったビニールの中のものをもう一回食べたいなーとは思わないけど笑、
でも一皿が大きくて量が多い中国文化のステキなサービス☆






まだまだ書きたいことはたくさんだけど、またちょこちょこ書いていくことにしよう。




あと、感じたのは、
中国、こんなに食材はいっぱいだけど、海外料理って少なくて、みんな中国料理が好き。
海外の料理を「好き!!」って言ってる人あんまり聞かない気がする。



自国愛の強さをここでも感じる。



【番外編】

【間食やちょっとしたおつまみの定番・ナッツ類】
種類もすごい多い!!
食べる量もハンパない!!20~30個は平気で食べるんじゃないかな。

ひまわりの種食べてるのを知った時、
最初は「日本じゃハムスターの餌だよ」ってちょっと言い出せなかった。笑


【ときどき行く病院裏のご飯屋さん(食堂?)】
衛生状態は決してよくないんだけど、おいしい。
お店のおばちゃん優しい。


【「油条」。つまり“棒状の油のもの”笑。甘くないドーナッツみたいな…】
こんな風に夕方になると道端にワゴンで店を出すおじチャンやおばチャンがいる。
ときどき食べるのはおいしい♪安いし♪

2012年7月22日日曜日

衣食住の「衣」。

中国に来て半年が経った。

生活にもだいぶ慣れて、心にもゆとりが出てきた。
この半年で知った

中国の〇〇(“中国の”っていうとちょっと大げさか。“襄陽の”って言った方がいいかも。。。)

を改めて書き留めておこう♪♪



第一弾は・・・
襄陽の衣食住の「衣」



夏は40度近く、冬はマイナスの日が続く。
今は最高で35度ぐらい。日差しが強くて夜も20時ぐらいまでは暑い暑い。。。(~_~メ)

基本的に着てるのは洋服だし、特別に日本と違うわけじゃないけど、
おもしろいと思ったことをあげてみよう。


☆おじちゃん☆

夏はおじちゃん達は上半身裸か白いタンクトップに短パン。
(“白”のタンクトップっていうのはちょっと限定しすぎだけど、かなりの割合であることに間違いなし!!)
かつそのタンクトップをまくって、マルマルパツパツポヨポヨのおなかを丸見せで歩く。

暑いんだもん、そりゃ脱ぐなりおなか出すなりするしかないよね。
その本能のままに動いちゃう感じ、中国っぽくて好きだったりする。

けど、
散歩してるぐらいならまだしも、普通に洋服屋さんとかにも上半身裸とかで入ってくるからちょっとビックリする。笑

もちろんちゃんとシャツとスラックスを着てるおじちゃま方もたくさんいるので誤解しないでくださいね(^_^;)



☆おばちゃん☆

夏のおばちゃんの脚出し率高い!!
おばちゃんに限らず、女性の脚出し率って言った方が正確かも。
おばちゃんも脚きれい☆やっぱり日本ほどO脚だらけって感じしないなー。

でもおばちゃん達のファッションで一番おもしろいのは…

くるぶしストッキング丸見せ\(◎o◎)/


短パンやスカートのときでも平気でくるぶしストッキング。

日本でくるぶしストッキングって言うと、10分丈のパンツを穿いたときとかに足をきれいに見せるため・・・って感覚な気がするけど、
中国のおばちゃま達にすると、涼しい靴下ってカンジなのかな。
隠す気はゼロ。笑


短パンになま脚、くるぶしストッキングにキラキラいっぱいのサンダル・・・
おもしろい。(^_^.)



☆若い子☆

この春夏の日本の流行がどんなカンジなのかわかんないけど。。。
こっちでは厚底(のサンダル)が流行ってるみたい。つま先からかかとまで同じ高さの、いわゆる厚底。

みんなオシャレしてて、高ーーいヒール履いたり、ミニスカートやらホットパンツ並みの短パンやら、
イケイケなファッション結構してる。

あと感じたのは、女の子は女の子らしい格好するのが当然・・・??

ボーイッシュな格好してる子ってあんまり見ない。
ショートカットの女の子もほとんどいない気がする。


職場のDrも白衣の下は短パンだったり、フリフリのワンピースだったり、ハイヒールだったり。。。
日本では確実に止められるだろうなって格好も全然あり。


でも日本の若い子ほどアクセサリーはつけない印象あるなー。
何でだろう、今度聞いてみよう。



冬はまず防寒第一。

パンツの下に3枚タイツ重ねるのがふつうって言ってた。つまり全部で4枚!!
ユニクロのヒートテックがかなり重宝する。



☆赤ちゃん☆

赤ちゃんの恰好で一番おもしろいのは

おしり丸見せズボン♡♡


夏冬かまわず、乳幼児のズボンのおしりは裂けてあって、いつでもおしっこ&うんちができるようになっている。
だからオムツはつけてない。

道を歩いてて、急に子供が立ち止まっておしっこ。
普通に歩道でちびっ子がうんちしてる時はさすがに衝撃だった。。。

あと、ちょっと古い建物の廊下で屋内にも関わらず親がそこで子供におしっこさせてるのはさすがに「あちゃー」って思った。


見た目可愛いけど、実際どこでもしちゃうその習慣はどうなんだろうと。。。


あとは冬に体がマルマルになるまで何枚も着せられまくった子供の姿は可愛くて仕方ない♡



あと、衣服じゃないけど、ちびっ子(特に男の子)の髪型♡
完全に親に遊ばれてるとしか思えない髪型がいっぱい。笑






・・・・・・と、まぁ56もの民族が住む中国で、中国の「衣」を話すには程遠いんだけど、
四季がある分、衣服の変化もいろいろおもしろいものです。






次は、衣食住の「食」!!!