“進路・生き方・職業選択”に関する特別授業
という時間に話をさせてもらう機会がありました。
内容としては、
今の職業につくまでの進路選択の過程や、
JICAボランティアになろうと思った経緯、
現在の活動内容や今後について
などなど。。。
中学1年生約50人が体育座り(懐かしいっ!!!!!)しながら、想像してた以上にとっても真剣に聞いてくれました。
その日本人学校は小中併設していて、学校に入ると子供たちがたーーくさん。
下駄箱を見ただけで学校という場所の懐かしさに興奮(笑)
この門の外では中国語の世界、中では完全に日本語の日本の小中学校と同じ世界。
当然だけどなんだか不思議なカンジがした。
着いた頃はちょうどお昼休み。
長縄跳びとか竹馬とかホント懐かしかったー。
今回、講話の準備をするにあたって、
「あたしが中学1年生の頃ってどんなこと考えてたっけなー。」
って何度も考えてみた。
どんな言葉づかいが一番わかってもらいやすいか、どんなネタがおもしろいと思ってもらえるのか、
正直全然想像つかなかった。
でも実際に教室に入って、生徒さんたちが
「背の順で2列になってー!!」
とか、
「ねぇ!男子ちゃんとやってー!」
みたいなやりとりをしてるのを見て、懐かしさとかわいさを感じると共に、なんとなくどんなテンションでしゃべったらいいかわかった気がした(笑)
学級委員さんが司会進行してくれ、
自分ともう一人、黒龍江省で日本語教師をしている隊員さんと2人、それぞれ話をさせてもらった。
理学療法士の仕事紹介をしたり、
自分が中学生、高校生、大学生だった頃の写真を見せてしまったり、
今の配属先での写真を見てもらったり。。。
ただ黙々と聞く子、
ときどき「へぇ~。。。」みたいな顔も見せながら聞いてくれる子、
話にうなずいたり、いろいろ考えたりしながら聞いてくれる子、
体育座りがきついんだろうなーってカンジの子(笑)、
いろんな反応が見れておもしろかった。
最後の質問タイムでは、
ビックリするほど次々と手を挙げて私たち2人に質問をしてくれた。
「日本と中国で一番大きな習慣や文化の違いってなんだと思いますか?」
「日本を離れて友達や家族と会えなくなって、どうやって乗り越えてきたんですか?」
「こっちに来て一番辛かったことはなんですか?」
「尖閣諸島の問題とかで嫌な思いをしたことはありましたか?」
「JICAボランティアになって、一番大きな思い出やできごとはなんですか?」
・・・・・・・
パッと答えるのが難しいぐらいの質問をいくつもしてくれて、
生徒さんの質問のおかげで、逆にまた自分のこの2年間や中国についてたくさん考えることができた。
生徒のみんなにとっては、
中学一年生の時に、たった一回学校に来て、自分の人生について話をしていった人・・・
きっとこの先、あたしが話したことなんぞや、覚えていてくれてる子はほとんどいないと思うけど、
でも、今回のことをきっかけに、
「リハビリの仕事ってこんなカンジなんだー」
とか
「JICAってちょっとおもしろそうかも…!?」
とか、
単純に
「こんな人がいるんだなー」
って知ってもらえたり思ってもらえたりしたら、それだけで十分。
自分にとっては、今回のことを通して自分の今までの人生や2年間の中国での生活を振り返って、言葉で表す機会をもらえてとてもよかったし、
中学生に自分のことを話すなんて、この先一生ないかもしれない貴重な経験させてもらって本当によかった。
そして、
教師っていう仕事もすごくおもしろそうだな。
なんて、また新たな興味も抱いてみたり。。。
日中関係もいろいろある中、たくましく、毎日明るく、中国北京で過ごしているこのみんなが
ステキな夢を持って、
ステキな仕事について、
それぞれの人生を楽しんでいけますように。
あたし自身もまだまだ、これからの自分の人生、考えていかないとです(笑)
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